オークション出品(売却)時に細心の注意を払うべきは、どれだけ多くの人に自分が出品するゴルフクラブをウォッチリストに(お気に入り)登録してもらえるかにかかっています。
自分自身が入札(購入)する立場になった時にどのようなゴルフクラブであればウォッチリストにお気に入り登録したくなるかを考え抜く必要があります。それらのノウハウをこれからお伝えします。
タイトルを念入りに考えよう
オークション内で商品を検索する時はキーワード検索に頼ることが多くなります。キーワード検索でヒットするのは「タイトル部分のみ」が対象です。
そのため多くの人が検索ヒット出来るように「タイトル」を充実させるように念入りに考えることが重要です。

![]() | 価格:107800円 |


「Callaway ELYTE」 「キャロウェイ エリート」や「ドライバー」「1W」「10.5°」など同じものを表現しているものでも検索する人によって入力する検索文字が異なります。そのため、重複するものの、それらが網羅されるように複数のキーワードでタイトル入力するよう心がけましょう。またシャフトの種類やフレックスなども記入することで、購入したいと思う人の購買意欲を掻き立てましょう。
![]() | ピン(PING)(メンズ)i530 アイアンセット 5本(6I〜9I、PW)N.S.PRO 950GH neo 価格:127600円 |

掲載する写真について
オークションで出品するのはほとんどが中古品だと思います。入札しようと判断するのは、まずは写真による情報での判断となります。インパクトを与える写真を掲載することが重要です。
- ①出来るだけ明るいところで写真撮影
- ②1枚目(メイン写真)には一番目立つアップ写真を掲載しましょう
- ③全体像(遠目)を映しているだけのメイン写真は避ける
- ④10枚掲載できることをフル活用
- ⑤汚れたままで写真は撮らない
①出来るだけ明るい写真を掲載しましょう
時々暗い写真で掲載されている商品なども見受けられますが、見えない傷がありそうですし、明るい写真の方が好印象です。印象を良くするために明るいところで写真撮影を行いましょう。ただクラウンに映る電気の反射は傷にも見えるためあまり反射が映り込まないように心がけましょう。


②1枚目(メイン写真)には一番目立つアップ写真を掲載しましょう

数多くあるオークション商品群の中から目をとめるのはメイン写真がはっきり欲しい商品であるとわかってもらうことが重要です。メーカー名・種類などの特徴がひとめでわかるアップの写真掲載をおすすめします。他の人が出品している商品を参考にして、印象に残る写真を掲載している人のマネをして撮影してみましょう
③全体像(遠目)を映しているだけのメイン写真は避けましょう

多くある写真のうち1枚だけ遠目の写真をいれて全体像をイメージしてもらうことは必要です。しかし全体像をメイン写真としている方がいます。ひどい時には全体像写真しかない場合もあり、そもそも本当にその商品なのかすら判明できない出品をしている方もいます。
実際は良い商品であっても目に留まらずにお気に入り登録されない可能性が高くなってしまいます。
④10枚掲載できることをフル活用しましょう
通常10枚程度掲載できるのに3枚程度で出品している人が見受けられます。枚数が多いほどより多くの情報を与えることが出来るので10枚掲載してフル活用しましょう。
⑤汚れたままで写真は撮らないようにしましょう
ときどきアイアンのスコアラインにサビにみえる土らしき汚れが残っているクラブの写真も見受けられます。当然全体的に質が悪そうですし、よっぽど安くなければ買いたくなくなります。
簡単に落とすことのできる汚れは言わずもがな、サビなどもやすりで落とせるものなど汚れは出来るだけキレイにしてから写真を取りましょう。


商品説明を詳細にしましょう
オークションで購入する人は写真と商品説明だけを頼りに入札します。その分商品説明を正しく詳細に明記しておく必要があります。
メーカー・商品種類 年代 シャフトのメーカー・種類・硬さ、グリップの状況やキズがあるのであればその状況など丁寧に説明しておくことで信頼を勝ち取ることができます。

出品の分類
出品の分類(クラブ・右利き・ドライバー・メーカー名)などを設定できますが、そもそもの正しい分類に含めるようにした方が無難です。
中にはテーラーメイドのドライバーをキャロウェイのドライバーにあえて分類して出品しているケースも見受けられます。どのメーカーのドライバーにしようか迷っている人にははまりますが、そもそも興味持たれないケースがあり、注目が上がらず結果として値段も上がらない可能性が高まるだけです。

(始値)価格設定について
オークションで出品するからには高値で売れて欲しいと考えるのは当然です。安く落札されたくないあまり犯しやすいミスやコツは次の通りです。
①通常のネットショップでも購入できる金額にはしない
安い落札金額とならないためにネットショップの中古市場と変わりない高い値段設定をしている方がいらっしゃいますが、それではお気に入りに登録する人が増えません。あえてオークションで購入するのは安いからです。同じ値段なら危険の少ないネットショップで購入する方が無難だからです。
②人気の高いクラブは自信をもってあえて低めの価格設定
慣れていないと心配かもしれませんが、人気のあるクラブは極端に言えば1円からスタートしても、最終的にかなりの高値になります。安い価格の商品をみた入札者はお気に入り登録を必ずと言って良いほどします。その登録数が多くなれば高値になりますので、自信を持って低めの設定をしましょう。
③人気の低いクラブは最低限の値段を設定して気長に売れるのを待ちましょう
10年以上も前のクラブであったり、落ちないサビや傷が多いクラブはなかなか人気が出ません。これらのクラブをいきなり1円などで設定するとそのまま落札されてしまうことが想定されます。粗大ごみに出すよりは売れた方が良いと思う最低限の値段設定をしてみましょう。お気に入り登録さえ増えれば思いのほか高値で販売できることもあります。
マーケットリサーチ価格を徹底する
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入札のブログでも同じ記載をしていますが、出品する商品が人気がある商品なのか、どれくらいの価格で流通しているのかを細かくチェックすることは出品時でも重要です。ぜひマーケットリサーチを徹底してください。
・GDOゴルフショップ(新品/中古)
・yahooショッピング(新品/中古)
・価格.com(新品)
・楽天市場(新品)
落札者への対応
自分の商品を購入していただいたお客様です。丁寧に梱包し、代金の決済が確認出来たら速やかに発送いたしましょう。またメッセージ機能を使って、発送した旨、到着予定日のメッセージを送り落札者に安心感を与えましょう。
また残念ながら中には、一番高い入札を行った落札者から連絡が全く来なくなるケースもごく稀にあります。その場合には所定の手続きを取り、改めて出品しましょう。
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